天開図画(てんかいとが)では七類堂 画伯の活動に密着したドキュメントシリーズをご紹介

山陰湧雲 (さんいんゆううん) -二〇一七年秋 講演-

神代の空に白雲湧き、因幡の濱に白波しきる神話の国…山陰。この地に江戸時代初めから連綿と家業を繋ぐ老舗「人形のはなふさ」。その創業300年の今年(2017年)10月、その記念事業として京都より道釈画家 七類堂天谿氏が招かれ、四日間の日程で特別講演が開催された。七類堂氏の同地での講演は初となる。会場は講話と共に書画の実演やサイン会など終始、歓談笑語の和やかな雰囲気に包まれた。講演では自らの修行時代に月を見た経験から「薬山の故事」を引き熱く語る…。
本編はその模様をまとめたものである。

風光宿縁 −千光寺 持佛堂襖絵 開眼法要 −

2012年夏、七類堂天谿画伯は大宝山の縁起に導かれ入山。
頼山陽ゆかりの名勝「撫松菴」に画室を構え、山内の「持佛堂」の襖絵制作に専心する。
画家の筆は千光寺の桜の色の記憶を辿り生氣盎然(しょうげおうねん)の真紅に漲る【愛染明王】を。
また巨岩の記憶から遠慶宿縁(おんきょうしゅくえん)の清白に輝く【大寶歓喜天】を次々と描き出していく…。

2015年9月、機縁の成就に依り千光寺持佛堂で襖絵14面の開眼法要が厳修された。刻々と高まる祈りと読経が荘厳に襖絵の仏に染み入るように魂を入れていく開眼法要が行われた。

別に是れ天地 (べつにこれてんち)本編

墨と水の妙を知る画家は
紙を土に、筆を炎にかえて
その掌中に一天地を拈り出す

2011年春から京都祇園に江戸中期より綿々と続く楽焼の名家である
七代 川㟢和楽氏の窯に清遊し、本格的に楽焼の作陶をはじめた。
道釈画家の眼は楽焼の造形に何­を視ているのか。

別に是れ天地 (べつにこれてんち)予告編|Trailer

墨と水の妙を知る画家は
紙を土に、筆を炎にかえて
その掌中に一天地を拈り出す

2011年春から京都祇園に江戸中期より綿々と続く楽焼の名家である
七代 川㟢和楽氏の窯に清遊し、本格的に楽焼の作陶をはじめた。
道釈画家の眼は楽焼の造形に何­を視ているのか。